ステッピングモーター 28BYJ-48 を DRV8835 で回してみる (4)
配線してみます
では、28BYJ-48 をバイポーラ型ステッピングモータと見立てて、DRV8835 と繋いでみます。
まだ不慣れなため、一つずつ整理しながら進めていきます。
まずは、ドライバ制御用の5V電源から。
DRV8835 の印を上に向けると、左上から反時計回りに1番~12番ピンとなっています。
各ピンの意味は以下の表のとおりです。
まずは 12番 VCC に DRV8835 を動作させるためのロジック電源 5V を入力します。
これはラズパイの2番ピンからもらってきました。
モード設定は両方を試してみた。
次に 11番の MODE ですが、「IN/INモード」で動かすときは L (0)、「Phase/Enable モード」で動かすときは H (1) を入力します。
さて、どっちのモードが正解でしょう?
2つのモードの違いは「IN/INモードには Coast (空転)」があることですが、ステッピングモータにおける使いみちが分かりません。
他の方の使用例を見ると、VCC と同じ 5V を入力して「Phase/Enable モード」にしたり、何も接続せずに「IN/INモード」にしたりといった接続図を見ます。
今回、私の試験では両モードを試してみたいため、ラズパイ11番 (GPIO17) をつなげて SW からモード切替ができるようにしておきました。
AIN1, AIN2, BIN1, BIN2
これは MODE によって意味が異なってきます。
しかし、4本のGPIOピンを使って制御する、ということは変わりませんので、ラズパイの13,15,16,18番 (GPIO27, 22, 23, 24) をそれぞれ接続しました。
DRV8835 | ラズパイpin | GPIO | MODE=0 | MODE=1 |
AIN1 (10) | 13 | GPIO 27 | A IN 1 | A Phase |
AIN2 (9) | 15 | GPIO 22 | A IN 2 | A Enable |
BIN1 (8) | 16 | GPIO 23 | B IN 1 | B Phase |
BIN2 (7) | 18 | GPIO 24 | B IN 2 | B Enable |
モータ電源
1番のモータ電源は、過電流でラズパイが壊れないように、ラズパイとは別の電源から5Vを取っておきました。
28BYJ-48
DRV8835 の 2, 3, 4, 5番に、モータを接続します。
28BYJ がバイポーラ型ステッピングモータとして使えるという前提で、下図のように接続します。
DRV8835 | 28BYJ-48 |
AOUT1 (2) | ピンク 2 |
AOUT2 (3) | 橙 4 |
BOUT1 (4) | 黄 5 |
BOUT2 (5) | 青 1 |
赤3は何も接続しません。
GND
このDRV8835 には、ロジック電源とモータ電源の2つが +5V として接続されています。
こういう場合って、GND は下図のような接続でいいのかな?
(こういう基本的なところが、まだしっかりと理解できていません。。。)
さて、これで配線は全部終わりました。
次回、いよいよラズパイからモータを動かしてみます。