ステッピングモーター 28BYJ-48 を DRV8835 で回してみる (3)
ユニポーラステッピングモーターについて、きちんと勉強する
ステッピングモーターをどうやって制御したらいいのか? 知識不足のまま買ってしまったので、あらためてきちんと勉強することにしました。
以下、いろいろなサイトや書籍を見て、自分なりの解釈をまとめてみました。
※ ご注意 ... 以下、自分なりに考えた「推測」の部分にも「~である」と断定形で書いてしまっているところがあります。もし間違っている箇所がありましたら、後追いになりますが訂正していきます。。
28BYJ の概略図
まずは 28BYJ の配線図です。
多くのサイトで調べて、このモーターは「コイルはバイファイラ巻き」の「ユニポーラステッピングモータ」であることは分かります。
しかし、実際にモーターの中でどのような構造になっているかが想像つかないため、モータードライバとどのような接続・制御にすればよいかを理解することができませんでした。
バイファイラ巻き
いろいろと調べて、「パイファイラ巻き」の「ユニポーラステッピングモータ」とはこういうことなんだなぁと解釈しました。
まず、芯の周りを1本のコイルで巻いています。
ここに真ん中の端子から電流を流すと、芯の下側はS極になります。 (下図)
芯の周りに、今度は電流の流れが逆向きになるように巻きます。
真ん中の端子から電流を流すと、こんどは芯はN極になります。 (下図)
この赤線と青線をまとめて芯に巻けば、バイファイラ巻きだと。
真ん中の端子から電流を流し、赤線を流れるようにすればN極になり、青線を流れるようにすればS極になります。
もちろん、赤線と青線の両方に同時に流すような制御をしてはいけません。
28BYJ の製品仕様を見てみる
では、28BYJ は実際にはどうなっているのでしょう?
28BYJ で検索をかけていると、アルモテクノス社さんのモータカタログを見つけました。
ここが 28BYJ を扱っているメーカーさんのサイトなんでしょうかね?
http://www.almotechnos.co.jp/motor1711.pdf
なるほど~。 28BYJ-48-5 というのは、「外寸 28mm、PM型、48ステップ、5V」という意味なんですね。
ん? PM 型?
PM型って?
PM とは "permanent magnet" の略でした。
永久磁石を使っているモータのことらしいです。
このうち、28BYJ は「クローポール型PMステッピングモータ」です。
コイルの部分が三角形の爪の形をしていて、永久磁石と引き合いながら回転します。
バイポーラ型として使えるのかな?
ここからは疑問で、まだ答えにたどり着けていません。
「ユニファイラ巻き」の「バイポーラ型ステッピングモータ」は、1本のコイルに対して、電気を流す向きを変えることでN極/S極を切り替えています。
「バイファイラ巻き」の「ユニポーラ型テッピングモータ」も、真ん中の端子を無視してしまえば、構造は「ユニファイラ巻き」の「バイポーラ型ステッピングモータ」と構造は同じになります。
では、28BYJ も同じように「バイポーラ型ステッピングモータ」として使えるのでしょうか???
(これは分かり次第、更新します)